4月23日から一般開放される予定の1本防波堤

 2021年11月3日に試験開放された苫小牧市弁天無番地の東港区内防波堤A(通称1本防波堤)が、2022年4月23日から本格的に釣り場として開放される。

 今回の開放は、国土交通省港湾局が観光資源などとしての港湾における釣り施設や、既存の防波堤などの活用を進める取り組みの一環で、地元で釣り文化振興が進められている港湾を「釣り文化振興モデル港」として指定。北海道では2020年8月に苫小牧港が初めて指定された。

 現在、1本防波堤は基部に柵が設置され立ち入り禁止となっているが、柵から先端までの約500mが釣り場として開放される。この時季はルアーでサクラマスやアメマス、投げ釣りでクロガシラなどが楽しめる。回遊があればチカなども狙える。

 開放日は、10月末までの土、日、祝日限定で、午前6時から午後3時まで。荒天時は開放されない。開放中は監視員が常駐し、防波堤には救助用の浮き輪や縄ばしごを設置。救助艇も控える。入場料は大人1000円、中高生500円、小学生300円。未就学児は入場不可。駐車料は1台500円(入場後の出入りは自由)。運営は一般社団法人「苫小牧港釣り文化振興協会」が行い、公益財団法人日本釣振興会北海道地区支部が協力している。問い合わせはアイビック内の担当者☎011・741・7712へ。