網走海区漁業調整委員会は、近年のオホーツク東部地区(網走〜斜里)のサケ・マス資源の減少を受けて、同地区の河口付近におけるさけ・ます採捕の新たな制限を検討しており、広く意見を聴くために公聴会を開く。
資源回復のためには、サケ(シロザケ)については非放流河川における野生の親魚の河川遡上や自然産卵の促進、マス(カラフトマス)についてはこれまでよりも遅い時期までの河川遡上の促進、非放流河川における親魚の保護が必要とされ、今夏から新たに藻琴川(網走市)、浦士別川(網走市・小清水町)、糠真布川(斜里町)、オンネベツ川(同)、ペレケ川(同)、ホロベツ川(同)の6河川について、それぞれ同委員会指示による新たな規制を設ける方針(詳細は上表の通り)。
公聴会は予約不要で、7月27日午後4時30分から網走市北2条西3丁目3、オホーツク・文化交流センター(エコーセンター2000)大会議室にて行われる。コロナ感染リスク低減のため出席人数が50人程度に制限される予定だが、入場できない場合は現地に用意される所定用紙に書き込むことで文書公述による意見提出が可能。出席できない方は、網走海区漁業調整委員会ホームページから公述書(Excel形式)をダウンロードし、必要事項等を書き込みメール(kaiku.abashiri@pref.hokkaido.lg.jp)、FAX(0152・44・3121)、郵送(〒093-8585 網走市北7条西3丁目 網走海区漁業調整委員会事務局宛て)のいずれかで送る。匿名は受け付け不可なので注意。いずれも7月27日必着。