網走海区漁業調整委員会は近年、オホーツク東部海域(網走〜斜里)でサケの船釣りを行う遊漁船やプレジャーボート(PB)の急増に伴い、漁具被害や漁業者とのトラブルが発生するなど漁業活動に支障が生じている現状を踏まえ、以前から斜里町ウトロ海域で実施されている「秋サケ船釣りライセンス制度」の拡大導入を検討中。導入にあたり、事前に広く意見を聴取するため、7月27日に網走市で公聴会を開催する。
新たに規制の導入を検討されている同エリアで承認されるライセンス船は、遊漁船が25隻、プレジャーボートが15隻。ライセンス期間は9月1日から同30日までで、1日1人上限が5匹に設定される。以前からライセンス制が導入されているウトロ海域についても上限が5匹に引き下げられる。
新たなライセンス制導入にあたり開かれる公聴会は予約不要で、同日午後6時から、網走市北2条西3丁目3にあるオホーツク・文化交流センター(エコーセンター2000)の大会議室で開催予定(別件の公聴会終了後の開催のため開始が遅れる可能性あり)。コロナ感染拡大防止の観点から、出席人数は50人程度に制限される予定だが、入場できない場合は現地に用意される所定の公述書に意見を書いて提出できる。
出席できない方は、同委員会ホームページから公述書(Excel形式)をダウンロードし、必要事項等を書き込んでメール(kaiku.abashiri@pref.hokkaido.lg.jp)、FAX(0152・44・3121)、郵送(〒093-8585 網走市北7条西3丁目 網走海区漁業調整委員会事務局宛て)のいずれかで送る。匿名は受け付け不可なので注意。いずれも7月27日必着。