午後に雌のサケを釣った安藤さん

 浜中町散布漁港藻散布地区のサケが好発進だ。

 8月6日午後2時過ぎ、南防波堤を訪ねると15人ほどがウキルアー釣りに励んでいた。何人かに状況を尋ねると、午前3時半〜5時を中心に全体で20匹以上が釣れ、以降はぽつぽつ数が伸びて約35匹ほど釣れているという。最多は3匹釣って帰ったそうだ。

 釧路市の安藤太亮さん(32)もサケをゲットしたうちの1人で、同3時半ごろに同防波堤中間部に入釣。使用したルアーはピンク/アワビの45g。フックにはブルピン1.5号のタコベイトをかぶせ、紅染めの塩バナメイエビを付けた。ウキ下は周囲の人が1.5〜2mだったため、間を取って1.8mにした。

 30mほどキャストし、スローリトリーブでねちねちと探ると、強烈なバイトが手元に伝わる。しかしこれはフッキングに至らず仕切り直し。根気強いキャストが実を結んだのは午後1時半ごろで、早朝同様の攻めに約65cmの雌が食い付いてきた。安藤さんは、「もちろん初物です」と笑みを浮かべた。 

 なお、ウキ下を長く取り過ぎると外道のカワガレイやトウガレイがエサをつつくので2m以内が望ましい。つつかれた場合はすぐにエサを交換しよう。

 南防波堤基部に駐車可能な空きスペースが10〜15台分あるが、非常に混み合うため、止められない場合は北防波堤基部の広いスペースを利用したい。くれぐれも漁業者の迷惑になるような場所には止めないこと。ごみの放置、河川でのサケ釣りも厳禁。(本紙・金沢 賢治)