5日午後、松前町奥末川河口海岸で今シーズンようやく納得できるサイズのサクラマスが釣れた。

 道南日本海の釣り場の様子を見ながら車で走る。午後2時半、少し波は高かったが、澄んだ海水が気に入った同河口海岸に腰を据えた。ルアーロッドはいつもの13フィート。メインラインはPE1.2号で、ナイロンリーダーは3号。向かいでも飛距離が出るジグを選び、まずは62gの重めで沖の深場を探ってみる。

 開始から30分ほどすると30〜35cmのホッケが連続で釣れたが、途中で当たりがなくなる。午後4時、ジグをピンク系の42gにサイズダウン。すると早速42cmのアメマスが釣れ、手応えを感じる。その後ジグを60mほど投げて着底後、ロッドを大きくあおって底を切ろうとした瞬間、手元にズシン!と響く当日最大の当たりがくる。ここから寄せては離れる激しいファイトを繰り返し、なんとか砂浜にずり上げて魚をキャッチ。丸々と太った56cmのサクラマスは今季初めてのグッドサイズだ。

 「サクラマスをもう1匹」と粘ったが、35cmのホッケが釣れただけで午後5時前に終了。それでも今季初の良型が〝釣れない2月〟に釣れただけに、喜びはひとしおだ。
(苫小牧・長谷川 浩二)