釧路東港の春の釣り物の人気魚、クロガシラが好調なスタートを切った。
12日午前10時前、通称「知人」と呼ばれている南埠頭を訪れると、産卵で岸壁際に集まるクロガシラを探り釣りで迎え撃つ15人以上がおり活気があった。朝から全体で5、6匹が釣れたようで、その中で2匹をキャッチした地元の男性に話が聞けた。
この男性は同8時ごろ、9フィートMクラスのルアーロッドを携え釣りを開始。ブラー釣りや胴突き仕掛けを使う人が多い中、男性の仕掛けは18gのシルバージグ(フックなし)を両カンオモリ代わりにし、ナイロン4号のハリスを10cmほどつなぎ先に黒毛付きカレイバリ14号をセットしたオリジナル。一般的な鉛のオモリにはないジグのギラリと光るボディーがアピールにつながると考えているそう。この仕掛けに半分に切った生イソメを付け、足元の水底を探る。この時季は特に魚の動きが鈍いそうで、振り幅30~40cmでゆっくりと誘うと、同8時半に37cm、同9時に39cmをゲットした。
男性は「実はここは昼前の時間帯も釣果が上がる」と話し、粘る様子だった。なお11日は全体で15匹以上が上がる好漁デーだったようだ。
(本紙・金沢 賢治)
■ワンポイント
常連らによるとシーズンはしりは今回のように足元を探るのがいいが、5月に入ると岸壁から離れた魚をちょい投げや中投げで狙う方が釣果は上がるそうだ。
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