例年4月中旬に釣れ出す紋別港のチカは今季、不調が続いていたが5月31日、第2埠頭東岸壁で待望の開幕を確認した。

午後3時過ぎ、同岸壁中間部にいた地元女性がサオを畳み、帰り支度を始めていた。釣果を見せてもらうと15~20cmの大チカが77匹いて、「1週間ほど前からようやく釣れ出しました」と教えてくれた。

女性は同1時過ぎ、釣りをスタート。数人がチカを次々と上げており、自身もすぐに道具を用意した。サオは4.5mの延べザオ。仕掛けは白皮4号7、8本バリ。マキエは外道が寄るので使用しなかった。

この女性も先行者の好調の波に乗り、女性も最初の1時間でこの日の釣果の大半を釣った。複数同時ヒットも多く、最大では4匹同時に釣れたという。

この日よく釣れたタナは4m程度。女性は30~40cmの幅でサオを上下させ誘ったところ、速い誘いよりも遅い誘いの方が反応は良かったそうだ。なお同岸壁は漁業作業が盛ん。迷惑駐車は厳禁だ。
(本紙・金沢 賢治)

大型のチカを釣り笑顔の地元女性