森町沖の五目釣りが夏枯れ知らずで大物ラッシュに沸いている。7月27日、森町掛澗漁港の本紙情報協力船、第16喜美丸(小笠原重男船長)に乗船した6人が大型のアブラコやヒラメ、クロゾイなどの好漁に恵まれた。

船は午前5時に出港。「アブラコやヒラメが欲しい」との遊漁者のリクエストに応え、まずは根の多い森沖の水深20mのポイントへ向かった。ブラーにイソメを付けたり、ジグヘッドやテキサスリグにワームをセットするなど、各自さまざまな釣り方で臨んだ。

底を小突くように仕掛けを躍らせると、アブラコやガヤ、シマゾイ、ヒラメ、マガレイ、クロガシラ、イシモチなど、のっけから多彩な魚種が続々と上がる。

56cmの大型クロゾイを釣って船上を盛り上げたのは北斗市の丸山信一さん(51)。仕掛けはジグヘッド18gに赤のカーリーテールワーム4インチの組み合わせだった。常連の木村輝彦さん(59)はサバの1匹掛けでヒラメの自己最大となる75cmを釣り上機嫌だ。

本命のアブラコは30〜54cmが1人10〜23匹、ヒラメは40〜75cmが船中7匹だった。小笠原船長によると「これからアブラコとヒラメをはじめ多くの魚がさらに上向く」というから今後が楽しみだ。
(札幌・三木田 久史)

釣り上げた大物を手にする丸山さん(左)と木村さん