7月7日、釧路西港で25〜35cm弱のコマイが次々とサオ先を揺らした。
夜のとばりが下りようとしていた午後7時ごろ、西防波堤一帯で約15人以上の投げ釣り師が釣り座を並べていた。「最近はコマイの調子がいい」と口をそろえる常連らによると、6月中旬に数も型も上向いたという。
中でも、コマイ意外にうれしいおまけを釣った地元男性が基部から150mほどの場所にいた。男性が釣ったのはマツカワで、は「コマイを約30匹釣った。うれしいおまけで45cmのマツカワも釣れた」と教えてくれた。同3時半ごろに釣り始め、3本の投げザオ、夜光玉付きの胴突き13号3本バリ仕掛けを用意。エサはサンマやエビ粉塩イソメを付け、20〜30mちょい投げしているという。
「ここのコマイに遠投は必要ない」と言うその言葉通り、スタートからコンスタントに当たりがあり、着々と数を増やしていった。ダブルヒットも多かったそうだ。マツカワが釣れたのは同5時ごろで、コマイとは一線を画す重量感。「狙って釣るのは難しい。釣れて良かった」と思わぬ高級魚に目尻を下げた。
男性の左側に腰を据えていた常連はコマイを約25匹キープしていた。エサはバナメイエビ。常連は「最近はどれだけ遅くても午後6時ごろにはコマイは釣れ出す。朝はほとんど釣れていない」と話していた。
■ワンポイント■
比較的釣果が良かったのは基部寄りだが、同防波堤の通称ひな壇や先端付近でも15〜20匹釣れており、状況次第では優劣逆転も。