大型は釣れなかったが好調だった美国沖のヒラメと筆者

 ヒラメの好調が続く積丹町美国沖で8日、数釣りが楽しめた。

 午前4時半、古平漁港を出港。同沖20mラインで底を2m切り、バケを振った。バケは500gで、胴突き1本バリ仕掛けにオオナゴをセット。魚影は濃く、順調に40cm級が連発する。ただ当たりはあるものの大型は一向に姿を見せず。タナを変えたり、大きめのオオナゴを使ったりと、試行錯誤を重ねても状況は変わらなかった。それでも数は順調に伸び、2ケタ上げる人もいた。最終的には6人で30匹と十分満足できる釣果が上がり、同11時に沖上がりした。

 今時季はまだ水温が低いため前当たりが小さく、ハリ掛かりするまでの「待ち時間」が必要。前当たりを見逃すとばらす要因になるため、かすかな当たりを捉える高感度のロッドが有利といえる。エサのオオナゴの鮮度も釣果を左右するので、コンディションのいいオオナゴの調達も重要である。
(札幌・伊藤 禎恭)