9月19日午前8時半ごろ、古平漁港で出会った札幌市の高橋浩二さん(39)が、積丹町美国川河口海岸でサケを釣ったと言うので詳しく話を伺った。

高橋さんは午前4時ごろ、美国川導流堤の曲がり角に入釣。ウキルアーのウキ下は40〜50cmと短めで、スプーンは表がオレンジシェル、裏がオレンジイエローゼブラの45gを使用。赤いタコベイトをかぶせたハリにニンニク塩ソウダガツオを付けて40mほど投げ、デッドスローリーリングで魚信を待った。

フグの猛攻で小まめなエサ付けを余儀なくされたが、辛抱強く釣り続けると同4時半ごろ、20mほど沖でエサ取りに似た小さな当たりが到来。だが一向に本当たりに移行しないため、念のため合わせてみるとやはり手応えが軽く落胆したそう。

しかし少しリールを巻いてみると海面近くでギラリと光るサケの姿が! サケを確認してから慎重なファイトを心がけた高橋さんは見事、61cmの雄をゲット。これが当日周囲で唯一の貴重な釣果だったという。

高橋さんによると、早朝は跳ねやもじりが頻発したというから今後、魚の活性次第では一気に上向く可能性もありそうだ。
(本紙・坂井 宏彰)

美国川河口の導流堤で釣ったサケと高橋さん(撮影は古平漁港)