荒れ模様の海に向けルアーをキャストする筆者
アワビ貼りスプーンで釣れた幅広の良型サクラマス

 4月2日、数日前に5kg超えの超大型サクラマスが釣れたと伝え聞いた島牧村豊平海岸でロッドを振り、狙い通り57cmの良型サクラマスをゲットした。
 午前8時ごろ、同海岸の通称18番はフライマンがずらりと並んでいたため、すぐ東側にある整備工場側に入った。ロッドは13フィート(約3.9m)。メインラインはPE1.2号に4号のショックリーダーをつないだ。スタート直後は動きのいいシンキングミノーで攻めたが当たりなし。周囲の釣り人も一向にロッドが曲がらない。開始1時間が過ぎた頃から少し風が出て、海にうねりが出てきたが変化なし。開始から3時間が過ぎた頃、うねりがさらに強くなってきたため、沖に人工リーフが埋設されしけに強いサーフへ移り、ルアーもアワビ柄のシールを貼った35gオレンジのジグに交換して人工リーフの周辺を狙うことに。するとキャストを再開して10投目、念願の当たりがきた。フッキングと同時にいきなり横走りしたかと思えば、激しい首振りで抵抗する。そのファイトぶりからサクラマスと確信。慎重にやりとりして無事、打ち寄せる波に合わせて砂浜にずり上げたサクラマスは、幅広の57cm、2.1kgの良型だった。
 さらにもう1匹、なんとか5kg級のモンスターを上げたい一心で午後1時半まで粘ってキャストを続けたが、細身の32cmほどのホッケが1匹釣れただけだった。
(苫小牧・長谷川 浩二)