初夏の島牧村でヒラメが姿を見せ始めた。7日、江ノ島海岸のルアーフィッシングで良型が上がった。同海岸では日によってサクラマスも上がっており、ヒラメとサクラマスの「両取り」が狙える激熱な時季を迎えている。

波はなかったが南風が強く吹いていた午後1時半前、島牧村江ノ島海岸を訪れると札幌市の松山文絵さん(45)が53cmの良型ヒラメをキャッチしており詳細を聞いた。

松山さんは午前4時ごろ、サクラマス狙いで釣友2人と共にキャストを始めた。松山さんのタックルは、10フィートMクラスのシーバスロッドに、4000番でハイギアのスピニングリール。ラインシステムはメインラインがPE1号で、ショックリーダーとしてフロロカーボン20ポンドを結んだ。ルアーはミノーやジグミノー、ジグなどさまざま。アクションもトゥイッチやスローリーリング、ストップ&ゴーなどいろいろ試したが、期待した朝まづめは不発に終わってしまう。

その後、いったんは別の釣り場に移動したものの、松山さんらは9時ごろに江ノ島海岸に戻って釣りを再開。辛抱強くキャストを続ける松山さんに釣りの神様がほほ笑んだのは、取材直前だった。

グリーン系のミノーから140mmで紫のシンキングミノーに替え40〜50mキャスト。ラインスラックを取って上層をスローリーリング。すると、ピックアップ寸前の波打ち際で急に手応えが重くなり、それと同時に右に魚が疾走。

ごく至近距離でヒットしたため、ファイトを楽しむ時間もなく砂浜にずり上げたのが今回のヒラメだった。本命ではなかったものの、厳しい状況の中での釣果だけに松山さんも納得の様子だった。

同海岸のヒラメは始まったばかりで、今後は盛期の6月に向けてサイズアップや数釣りに期待が高まる。一方、この日不発だったサクラマスも日によって60cm級の大型が上がっており、ソルトルアーアングラーにとって熱い戦いはしばらく続きそうだ。
(本紙・坂井 宏彰)

取材直前に釣ったヒラメに笑顔を見せる松山さん
江ノ島海岸でキャストを繰り返す松山さん