白老町ポロト湖で1月31日午前10時半、ワカサギの平均釣果が数匹~30匹の中、唯一3ケタに乗せた安平町の松林範篤さん(41)に話を聞くことができた。
松林さんは9時過ぎに入釣。釣り座は四角い遊漁区域の最奥部の左側、水深約5mの地点に定めた。仕掛けは1号7本バリで、うち1本はオモリ下。エサは白サシ。松林さんはサシについて「食わせエサとしてはもちろん、寄せエサとしての役割もある」と語る。サシの体液は集魚効果があるので、釣り始めは集魚のために半分カットした。
そして、ある程度魚が寄ったタイミングで反応が良い層のハリにだけ、ワカサギが食いやすいように3分の1から5分の1にカットしたサシを付けるそう。取材日のタナは底から50cm上で、下から1~3番目のハリに極小サイズのカットしたサシを付けていた。こうしたエサの工夫で、松林さんは取材時点で5~6cmを134匹キープ。その後、午後1時までに250匹まで釣果を伸ばした。
同湖の遊漁料は大人800円、小学生半額。氷の状況で一時クローズの可能性があるので要確認。問い合わせはポロト湖管理棟☎0144・82・6755へ。
(本紙・金沢 賢治)

