エサ巻きエギングでマメイカ中心に好釣果を上げた千葉さん
エサ巻きエギが効果的だったマメイカとヤリイカ(左上)

 岩内港旧フェリー埠頭で4月22日午後3時半ごろ、マメイカ40匹とヤリイカ1匹が上がっていた。同日未明に釣れた釣果は、例年よりシーズン本格化の早い異例の好漁と言えた。

 江別市の千葉和弘さん(44)は午前1時に釣り開始。スピニングのルアーロッドは8フィート3インチLアクション。PE0.5号ラインにフロロカーボン1.5号のショックリーダーを1.5m接続した。うま味調味料と塩で締めたささ身をピンクのエギ2.5号相当に付け、ライトで海面を照らしつつ10〜20m沖へキャスト。約50秒沈め、ロッドティップを下げて断続的にゆっくり2回転ほどリールを巻いた。ロッドアクションに頼らないのは、「派手な動きはマメイカを散らす気がするから」。

 1投目から釣れた胴長10cmほどのマメイカは、同3時には5〜10m先の表層でヒットが連発するようになり、同4時には中型のヤリイカも。エギとスッテのアシストリグやエギ単体でも狙ったが、エサ巻きエギには到底及ばなかった。

 同港のマメイカは近年不漁が続き、ピークは通常6月だが、これだけ早い時期に数が釣れるのは異例。今季の同港はかなり期待が持てそうだ。

(本紙・渋谷 賢利)