58cmの良型マツカワを釣った筆者
35〜45cmの良型カジカを6匹もキープした苫小牧市の吉原一春さん

 日高町フィハップ海岸でカジカとマツカワが釣れた。

 10月23日午後2時ごろ、海岸ではかなりの数の人がカジカを狙っていた。比較的釣果が良かったのは苫小牧市の吉原一春さんで、イカゴロとソウダガツオのエサで35〜45cmの良型カジカを6匹キープしていた。イカゴロを100個ほど持ち込んで前夜から打ち続けたのが功を奏したそうだ。

 23日は混んでいたため私はサオを出さず、24日の午前8時に入釣した。サケ用の2本バリ仕掛けの下バリをフカセ16号に替え、チモトに5cmのフロートを付けて40〜50mキャスト。エサはソウダガツオ。カジカは30cm級の中型が3匹釣れたのみだったが、同11時ごろに小さな当たりがあり糸ふけが出る。軽く合わせると強い引き込みとともに58cmの肉厚なマツカワが上がった。

 狙いの良型カジカには出合えなかったが、大型のマツカワに満足して納竿した。今シーズンはカジカの魚影が濃いらしく、平日でも釣行者が多いよう。太平洋は北西の風に強いので今後も期待できそうだ。
(札幌・伊藤 禎恭)

●ワンポイント
 コマセやイカゴロを使うなら別だが、身エサのみでカジカを狙うならコンスタントに新しい物に替えてにおいを維持するといい。私の場合は45分に1回のペースで交換している。