晩秋のホッケ釣りシーズンが開幕した。11日、泊村の兜千畳敷で35cm前後がウキ釣りで3匹の釣果。まだ群れは薄いが、これから数釣りが期待できる。
帯広市の40代の男性は、午前5時ごろ岩場の先端部に入釣した。先行者は7、8人おりジグサビキでホッケを2匹上げた人と投げ釣りで1匹を上げた人がいた。期待が高まる。
男性のタックルは磯ザオ4.5m2号にスピニングリール2500番。メインラインはナイロン3号。海釣り用のトウガラシウキと水中ウキを使用。オモリはガン玉2Bが1個。ハリは丸セイゴ13号。付けエサはオキアミとサーモン。マキエは、粉末の集魚剤にアミエビを混ぜた。タナは1.5〜2mにセットした。
岩場からマキエを投入して仕掛けも振り込む。すると小型のウミタナゴが3匹立て続けにかかった。その後は小型のフグがぽつぽつかかる程度。本命のホッケはなかなかこない。
午前9時ごろウキがスッと沈む明確な当たり。合わせを入れるとフグとは違う強い引きを感じた。抜き上げると35cmのホッケが付いていた。その後、10時ごろと10時半ごろに同サイズのホッケ各1匹を追加し合計3匹の釣果となった。
男性は「つりしんの予想情報を見て来ました。今季初ホッケです。釣れて良かった」と喜んでいた。
(本紙・渋谷 賢利)
●ワンポイント
取材時に地元の人は、まだ海水温が高くフグも多いので、ホッケ釣りが本格化するのは11月中旬以降と予想していた。本紙今号の発売日以降がちょうど予想時期に当たるため数釣りへの期待が高まる。