7日に釣ったホッケは8匹。最大は写真の35cm
新港岸壁右端でホッケの当たりを待つ西さん

 せたな町の瀬棚港で6日と7日、ホッケが上々だった。

 7日午前8時過ぎ、新港岸壁を訪れると、今金町の常連、西政明さん(66)が右端でサビキ釣りと投げ釣りで30〜36cmのホッケを8匹釣っていた。西さんは同5時半ごろに釣りを始めた。マキエをまいてホッケの群れを待ち、ようやく当たりが出始めたのが同7時過ぎ。立て続けにサビキに6匹、投げに2匹のホッケが掛かった。しかし以降、ホッケの音沙汰はなくなった。

 西さんは「今日は駄目だ」と肩を落とす。実は前日6日早朝は同7〜8時過ぎまでサビキ釣りでホッケが入れ食いになり、35cm前後を35匹キープできたという。仕掛けは取材日と同じピンクスキン8〜9号3本バリ。エサのホタテのミミや貝柱、オキアミはエサ持ちと集魚力を上げるためにエビ粉をまぶした。なお、反応はホタテの貝柱がピカイチだったそう。タナは3mほどと深かった。

 取材中、西さんは「朝が駄目でも夕方に釣れることがある」と話し、夕方まで粘る様子。そこで後日、西さんに連絡を取ってその後の状況を聞いたところ、7日日中はさっぱりだったが、狙い通り夕方の午後4時ごろからラッシュがあり、一気に20匹を追加したそう。西さんは「ようやくシーズンの始まり。まだまだ数が伸びるはず。去年は3ケタ釣りの日も多かった」と語り、今後に期待を膨らませた。
(本紙・金沢 賢治)

ワンポイント
 7日に西さんが投げ釣りで釣ったホッケは2匹だったが、これ以外にリリースサイズのクロガシラ数匹、このポイントでは珍しい35cmのコマイも上げていた。仕掛けはコマセカゴ付き胴突き仕掛けでエサは塩イソメ。キャストは50〜60cmだった。