11日、七飯町大沼の東大沼キャンプ場前の氷上でワカサギがよく釣れていた。

 午前11時40分ごろ、駐車スペースから400mほど沖の氷上で厚沢部町の宍戸暢宏さん(36)と江差町の湯山徹郎さん(24)の同僚コンビが5〜8cmのワカサギを計600匹ほど釣っていた。2人の釣り開始は同8時ごろ。水深は推定8mほどで、狙ったタナはべた底だった。仕掛けは共に下バリ付きで、宍戸さんが1号8本バリ、湯山さんが0.8号7本バリを使用。エサとして半分に切ったチーズ紅サシを付けた。

 仕掛けを底まで落とすとすぐに当たりが到来し、その後もコンスタントに釣れ、当たりが長く途切れることはなかったそう。同11時ごろからややペースが落ちたが、エサをまめに付け替えることでぽつぽつと釣れ続いたという。回遊してくる群れによって5cmほどの小型が主体になるときがあり、そんなときはエサの大きさをさらに小さく3分の1に切ることで数が伸びたそうだ。ワカサギは取材中も次々と釣れ、最終的には午後2時の終了までに2人合わせて800匹の爆釣になった。

 同沼の遊漁料は大人600円、小中学生300円。マキエ禁止。詳細は大沼漁協東大沼エリア☎080・4040・7575へ問い合わせを。
(本紙・坂井 宏彰)

ワンポイント
 この日、1人で800匹ほど釣る人もいた。タナはベタ底が中心だったが、外道のアメマスにハリを2回ほど切られたそう。アメマスが掛かると今回のようにハリを切られたり仕掛けが絡んだりしやすい。素早く釣りを再開できるように予備の仕掛けは多めに用意しておくといい。

べた底狙いでワカサギを爆釣した宍戸さん(左)と湯山さん
黙々とワカサギを釣る2人。爆釣には手返しの速さも必要だ