一本防波堤でカレイ釣りを満喫した釣友3人
一本防波堤は釣り場が広く、GWも釣果が期待できる

 苫小牧東港の1本防波堤で4月22日と23日、クロガシラが好調だった。
 22日午前11時ごろ、同防波堤に3人並んで投げ釣りを楽しむ札幌市の木下美彦さん(65)、安藤智さん(64)、岡崎淳一さん(63)の姿があった。釣り座は基部の入場ゲートから約300mの地点。同6時の開始から安藤さんが32cmのスナガレイ1匹、木下さんが33cmほどのクロガシラを1匹釣った。岡崎さんは35cm前後のクロガシラを5匹キャッチし、取材時には36cmのマガレイも釣って見せた。

 3人の仕掛けは15号2本バリのエッグボール付き胴突き仕掛けで、エビ粉塩イソメを付けて40〜50mキャストした。コマセも使用した。好漁の岡崎さんが他の2人と違うのは、釣り座が数m離れていたことと、コマセをコマセロケットではなくコマセネットに入れたことぐらい。そのため場合によっては誰もが岡崎さん同様の釣果を得られる可能性を感じた。翌23日、同防波堤を管理する(一社)苫小牧港釣り文化振興協会のスタッフから「今日は今季最高の釣果。31〜41cmのクロガシラが全体で30匹」と連絡をもらった。どうやらクロガシラは産卵後の荒食いモードに突入したようだ。

 同防波堤は有料の管理釣り場で、営業は土日祝日の午前6時〜午後5時(10月のみ午後4時まで)。料金は大人1000円、中高生500円、小学生300円。未就学児入場不可。駐車料金1台500円。ライフジャケット必須(レンタルあり)。詳細は同協会のホームページ(https://ippon-b.com)で確認を。
(本紙・金沢 賢治)

■ワンポイント
クロガシラの他にはアブラコやカジカも期待できる。3人がサオを出したポイントは、手前約30㍍に根掛かりが多いので注意が必要。