13日、斜里町ウトロ漁港ウトロ地区の防波堤で大型コマイが、隣接する三角岩ではカレイ類が釣れ出した。
午前10時ごろ、世界自然遺産である知床の海と山の美しいパノラマを眺めながら釣りを楽しむ帯広市の木下亮一さん(43)が三角岩にいた。釣果は36cmのマガレイと36cm、25cmのアサバガレイが各1匹だった。
木下さんは同4時過ぎに釣りをスタート。3本の投げザオには遊動式14号2本バリ仕掛けをセット。エサは上バリがホッケに有効なサンマを、下バリにはカレイ狙いで生イソメを付けた。約70mキャストし、キープサイズが釣れたのは6時ごろ。まずマガレイが釣れ、7時と9時半にはアサバガレイが釣れたという。いずれも下バリのイソメに食い付いていた。木下さんは取材後も午後4時まで粘ったが、キープサイズは25cmと35cmのマガレイだけだったという。
三角岩での釣りを諦めた同5時ごろ、今度は隣接するウトロ漁港ウトロ地区の北防波堤先端に移動。投げ釣りで正面50m先を狙うとスナガレイやカジカが釣れたが、同7〜8時にかけて40cm前後の大型コマイがラッシュ! とんでもない重量感があった今回最大のコマイは、マダラと見違う50cmの特大サイズだった。最終的に9時半前にサオを納めるまで、前記のカレイの他、40cm弱〜50cmのコマイを5匹キープする好漁となった。
(本紙・金沢 賢治)
【斜里町ウトロ漁港ウトロ地区】朝方はカレイ、夜釣りはコマイが優勢