ニンフフライのルースニングでニジマスをキャッチした伊藤さん
深みにフライをキャストしてニジマスを狙う

 15日午後2時前、スタート直後に雨が降り出した新得町佐幌川はニジマスの活性が急上昇。フライフィッシングでヒットが連発した。

 札幌市の伊藤淳さん(63)と入渓したのはサホロ湖上流の同川で、ニンフをルースニングで流した。最初のポイントに着いた頃には、隣の相手の声が聞こえないほどの豪雨で釣り自体危ぶまれたが、伊藤さんが岩盤のえぐれにフライを流すと途端にロッドが弧を描き、ニジマスが目の覚めるような大ジャンプを披露。サイズも37cmとまずまずだ。雨も5分ほどで小雨に変わりひと安心。下流へ下り釣りを続ける。

 一部、枝の張り出しでキャストしづらいエリアもあったが、一時的な雨で活性が上がったのか、ここからニジマスのヒットが相次ぎ、小気味いいファイトをそれぞれが展開。1時間ほどで25〜37cmのニジマスが計15匹ほど釣れ、雨上がりの渓流釣りを満喫、ロッドを畳んだ。

 なお今季は諸事情によりサホロ湖および同湖から上流の佐幌川の遊漁料は無料。資源保護のため町がキャチ&リリースをお願いしているので協力したい。
(本紙・平田 克仁)