立山さんは2日間で4匹のサケをゲットした
早朝は特に混雑が激しいチマイベツ川河口海岸

 9月7日と8日、伊達市と室蘭市にまたがるチマイベツ川河口海岸でサケが好調に釣れた。

 8日午前11時半ごろ、帰宅間際の恵庭市の立山和宏さん(55)が4匹のサケを釣っていたので声を掛けると、「昨日が3匹、今日は1匹です」と笑顔を見せた。立山さんは7日午前10時過ぎに釣りを開始。朝方は海が荒れ、ようやく入れたのがこの時間だったという。釣り人は約10人おり、ほぼ全員がウキルアー釣りをセレクト。立石さんのスプーンは45gのシルバーで、フックに1.5号のピンクタコベイトとエビ粉ソウダガツオを付けた。開始から20分後、ウキ下40〜50cmで40〜50mキャストし、デッドスローで巻くと、20mほど先で今季初物となる73㌢の雌がヒット。その後、ピンク/赤ドットのスプーン50gにチェンジし、午後3時と同3時半に60cm台前半の雄を1匹ずつ追加した。見える範囲では、夕方までに全体で15匹ほどが上がったという。

 立山さんは8日もシルバースプーンのウキルアー釣りで午前5時半ごろに65cmの雄をゲット。同日は昼までに全体で15〜20匹上がり、前日と似たような釣れ方だった。「2日連続で釣れてうれしい。全体的にウキルアーでよく釣れているよ」と話す立山さん。この釣り場はこれからシーズン盛期を迎えるに当たり、立山さんのような好漁者がまだまだ続出しそうだ。
(本紙・金沢 賢治)

■ワンポイント
 釣り場付近にいた常連によると、釣り場の大半が砂地だが左海岸にはゴロタ場もあり、根が点在している場所もあるので根掛かりに注意がいる。特に左海岸での根掛かりに注意。

★注意
 道央圏のサケ釣り激戦区である同海岸。混み合うことでオマツリなどのトラブルが目立つ。キャストは真っすぐ前に投げるよう心掛け、周りの人の迷惑となる無理な割り込みはやめること。臨港道路沿いの駐車スペースへのごみの放置が目立つので必ず持ち帰ること。私有地への迷惑駐車も厳禁。