石狩市の厚田川河口海岸で9月28日午前9時半前、左海岸のウキルアー釣りでサケを2匹掛けた男性に出会った。

 札幌市の男性は午前8時ごろ現地に到着した。ウキルアー仕掛けで臨む。20~30mほど沖にサケの群れが見えた。釣り開始直後に当たり。合わせを入れると強い引きを感じたが、しばらくするとラインがウキの上辺りから切れてしまった。ウキは20mほど沖に浮かんでいる。隣の人がそのウキをルアーで引っ掛けて回収すると70cmほどの雌のサケが付いていた。サケは結局、隣の人の物になった。

 男性は気を取り直してキャストを再開すると、またもや当たり。今度は慎重にやり取りして魚を砂浜にずり上げた。70cmの雄だった。複雑な表情で「なんとか1匹確保できた」と語った。

 周囲にいた釣り人も群れを目掛けて仕掛けを投げ入れるが、サケの食い気がなさそうでヒットに至っていなかった。
(本紙・渋谷 賢利)

2回目のヒットでキャッチした70cmの雄サケ
サケ釣りで混み合う河口前