ワンポイント
　この日チカ狙いのサビキに小型〜40cmほどのアメマスが4匹ほど掛かったそう。アメマスが掛かると、仕掛けが切られたり絡んで使い物にならなくなる可能性があるので、予備の仕掛けは多めに用意しておくと安心だ。

　浜中町丸山散布(ちりっぷ)の凍てついた水路で1月19日午後1時半ごろ、標茶町の夫婦がコマイやチカを釣っていた。

　2人は正午ごろ、同地区コミュニティーセンター裏付近で釣りを開始。ご主人の狙いはコマイで、釣れるコマイが小さいことから、胴突き3本バリ仕掛けのハリは小さめのカレイバリ12号を使用した。エサは生のイソメで、小さく切ってハリに付けて底層を狙うと、開始当初からコマイがよく釣れたそう。サイズは20cm弱が主体で、まれに24cmほどの中型も交じった。釣れ方は取材中も好調で、わずか1時間半ほどで50匹以上をキープしていた。

　一方、奥さんの狙いはコマイではなくチカで、仕掛けは7号ハゲ皮サビキ6本バリ。付けエサやマキエは一切使用せず、底から１mほど上のタナを狙うと狙い通り散発でチカがヒットした。底から少し上を狙ったのは、べた底はコマイが多いから。チカは全体的に型がよく、17〜20cmが17匹ほど上がった。チカはマキエや付けエサを使用すれば数が伸びると感じたそうだ。

　今のところ水路は岸際の氷の状態が悪いので入釣時は十分注意してほしい。
（本紙・坂井　宏彰）