泊村のカレイ釣り場としてベテラン勢に人気の磯場、ポン茂岩で２月29日、札幌市の鷲尾太平さん（36）、陽平さん（36）兄弟が投げ釣りでマガレイとソウハチを主体にカレイを好漁した。

　釣り開始は午前4時半ごろ。磯場の中央付近に釣り座を構えた。仕掛けはMサイズのコマセロケット付きの13号や14号のL型テンビン2本バリ。エサはエビ粉塩イソメとソウダガツオで、単体や相掛けでハリに付け、ロケットカゴにはアミエビを詰めた。それぞれ100mほど遠投すると、開始早々に陽平さんに35cmほどのソウハチがダブルヒット。幸先のいいスタートを切った2人はその後もソウハチ主体にホッケ交じりでコンスタントにカレイが釣れた。周囲が薄明るくなり始めた同6時ごろからはマガレイも釣れ始め、30cm超えの良型もぽつぽつと交じったそう。正午の取材時には陽平さんが37cmを、太平さんが34cmをキャッチ。2人とも良型マガレイの強い引きを味わい、思わず笑顔がほころんだ。

　釣果は2人で27〜38cmのマガレイ16匹、27〜37cmのソウハチ18匹、30cm超〜38cmクロガシラ3匹、31cmのミズクサガレイ1匹。ホッケも30〜36cmを16匹キープした。この他、手のひら級のマガレイやソウハチは計20〜30匹リリースしており、春の日差しを浴びつつ、かなり忙しい釣りになったようだ。
（本紙・坂井　宏彰）

◆ワンポイント
　ここは足元から40〜50m先まで根が張り出しているので、魚がヒットしたらサオを大きくあおって早めに浮かせる必要がある。また、岩のりで足元が滑りやすくなっている場所もあるので転倒には十分注意しよう。