沼の奥側が狙い目か いい人500匹の大漁

大樹町のホロカヤントウで5日午前9時前、氷上釣りで8cmほどのワカサギが多い人で500匹ほど釣れていた。

同沼ではポイントが分かりやすいように1から15までの番号でエリアが区分されている。例年、年前の開幕当初は手前付近でよく釣れるが、シーズンが進むにつれて沼の奥側でよく釣れるようになる。

この日も全体的に見ればそんな傾向が強く、管理棟に近い1番や14番は20〜50匹ほどの人が多く、多い人でも100匹ほどの釣果だった。それに対し、全体的に好調だったのが12番や7番、8番といった沼の奥側だった。

12番で次々とワカサギを釣っていた芽室町の昏本(くれもと)裕さん(47)は同7時ごろに入釣。開始当初は岸寄りにテントを張ったが、水深が浅く、藻がひどく絡んで釣りにならなかったため、30分ほどで水深1.5〜2mのポイントへ移動した。

するとすぐに底層でぽつぽつとワカサギが釣れ始め、さらに30分後には当たりが頻発。下バリ付きの1.5号5本バリ仕掛けに頭を落とした白サシを1匹掛けして垂らすと途端に当たりが到来し、ダブル、トリプルのヒットが連発。同時に4匹釣れることもあったという。

そんな好調ぶりは取材時も続いていて、ダブルヒットを連発していた。その結果、昏本さんは8cmほどを推定200匹以上釣っていた。

一方、7番にいた3人組は同型を1人300〜350匹釣り、8番にいた2人組はそれぞれ500匹前後釣るなど爆釣状態だった。

ホロカヤントウの遊漁料は中学生以上700円、小学生300円。問い合わせは現地管理棟☎01558・78866まで。
(本紙・坂井 宏彰)

ワカサギの好漁に頬を緩める昏本さん
ワカサギは取材中もダブルヒットが連発した

●ワンポイント●
昏本さんは魚を寄せるために仕掛けの上にハリを追加し、切り目を入れたブドウムシを付けていた。そのかいあってワカサギが良く釣れたが、外道のウグイも6匹ほど釣れたという。あまりにもウグイが多い場合は使用を控えた方が良さそうだ。