4日、留萌港で開幕間もないホッケが近年まれに見る好漁劇を見せた。
同日午後4時半ごろ、同港南岸壁の太平洋セメント前にホッケを大漁した深川市の小川正志さん(61)がいた。入釣は前日3日午前11時ごろ。基本的にあまりホッケが釣れないと言われている同港だが、入れ替わりになった釣り人が100匹の大漁で驚いたという。
小川さんはグリーンスキンサビキ8号6本バリの上下にコマセカゴやコマセネットを付け、小さく切ったマグロやバナメイエビ、オキアミのLサイズをハリにセット。足元に垂らすと、散発ながら午後6時ごろまでに24匹が釣れたという。同港でこれだけまとまってホッケが釣れるのは珍しく、その後は翌朝の本番に備えて車中で仮眠を取り、4日午前4時ごろに釣りを再開した。
再開後は入れ食いとはならなかったものの、正午までに20匹ほどの釣果を得た。そこから完全に当たりが遠のいたが、それでも隣の釣り人がコンスタントに釣果を重ねていたことから釣り方をまね、10mほど投げてみると途端に当たりが復活。結果、前日と合わせて35~40cm級のホッケが75匹ほどになり、同港では異例ともいえる大漁となった。
(石狩・佐々木 徹)
【留萌港】ホッケ異例の好漁劇。3ケタの大漁も