2日、むかわ町鵡川漁港でサケが全体で10匹弱ヒット。2匹射止めた地元の男性に話を聞くことができた。

東防波堤先端部でウキフカセ釣りをするこの男性と会ったのは午前8時半ごろ。「3時台に始め、8時前に釣った」と言い、見せてくれたサケはコンディション良好な65cmの雌だった。さらに取材中、「来たね」と冷静にウキの動きを読んで合わせ、慣れた手つきでネットインした68cmも雌だった。

男性は道東での経験を生かし、釧路方面でポピュラーな三つ又サルカンの段差式2本バリ仕掛け、通称「ダブル仕掛け」で釣っていた。ウキ下のハリスは、一方が1.5m、もう一方が2mと異なる長さ。フックにはピンク系1.5号のタコベイトをセットし、紅染めの塩バナメイエビやサバのぶつ切りを付けた。

いずれも岸壁から4~6m先と近距離でのヒットで、足元で跳ねたり、泳いだりするサケの姿が目視できたそう。また、1匹目はエビに、2匹目はサバに食って来たという。

当日は日の出前に船揚げ場前を中心に全体で10匹弱が上がったが、5時以降は絶不調だったよう。常連いわく、「9月26日が今季のピーク。全体で50~60匹上がった」と話す。同様の釣果は期待できないかもしれないが、時季的にチャンスはまだ残されている。
(本紙・金沢 賢治)

地元男性がダブル仕掛けでゲットした雌ザケ2匹