小樽港で15日、産卵期を迎えたクロガシラの乗っ込みが始まった。南防波堤では良型がブラー釣りで次々と上がっていた。
午後1時ごろ、基部の駐車スペースで、ちょうど釣りを終えた小樽市の常連、林永珠(りんよんじゅ)さん(67)と出会った。「昨日は午前7時から正午まで中間部の内側で良型クロガシラが5匹。今日は中間部の外海側で10匹釣った」と笑顔で釣果を見せてくれた。
林さんの入釣は午前7時ごろ。用意したのは6.3mの磯ザオ2号で、白や赤色のブラー10gを装着。エサには生イソメを2匹ほど房掛けした。まずは外海側の基部付近で探ったが反応はなく、その後クロガシラを求めて釣り歩いたが思うような反応が得られなかったという。
状況が好転したのは、防波堤中間部へ移動した8時ごろ。外海側の護岸から5mほど沖の底付近を意識し、ゆっくりと誘いを掛けていると、サオ先が突き刺さるような鋭い引き込みがあった。慎重にゴボウ抜きすると、姿を現したのは35cm級のクロガシラ。その後も同所で丁寧に探ると、順調にヒット。特に活性が高まったのは、11時から午後0時半ごろまで。約1時間半の間に5匹を上げた。
最終的な釣果は、30~38cmのクロガシラが計10匹。周囲の釣り人も好調で、いい人で12、13匹をキープしていた。林さんの知人は2週間ほど前に3時間で30匹を釣り上げたとのこと。産卵期の荒食いは以前から始まっていたようだ。
産卵期を迎えたこの時季は、大型のクロガシラが浅場へ寄る好機。港内各所でも釣果の声が聞こえており、今シーズンは順調な滑り出しとなっている。海水温の上昇とともに、これからさらに期待が高まりそうだ。
(石狩・佐々木 徹)


