10日、泊村弁天島でマガレイ中心にカレイが好調に釣れ、早い春の訪れを感じさせる釣果となった。
札幌市の石田直哉さん(60)がホームグラウンドである同島へ入釣したのは同日午前6時半過ぎ。先端部右寄りに投げ釣りの先行者数人がいる中、1人で左寄りに釣り座を構えた。
仕掛けは丸セイゴ15号片テンビン2本バリで、エサはエビ粉塩イソメを使用。軽い追い風にのせ、若干うねりのある海へ向け約120mの遠投をかけた。
「いつも潮は左から右へ流れるが、当日は珍しく逆だった」という石田さん。転がりやすい弾丸オモリだったこともあり、仕掛けが流されたお陰で結果的に広範囲が探れ、開始1時間でマガレイやソウハチ、クロガシラ、スナガレイなど多彩なカレイがぱたぱた釣れたそう。
後半には流されにくい羽根付きのオモリ、サーフステルスに替えて頻繁にさびいたが、仕掛けが流されなくなると途端に当たりが減り、同9時前には目の前に巨大なトドが2匹も現れるハプニングもあり、同10時に早々とサオを畳むことに。
釣果は手のひら〜32cmのマガレイ11匹(小型リリース2匹含む)と40cm頭にクロガシラ2匹の他、ソウハチとスナガレイを交ぜ、この時季としては上々といえる17匹だった。
(本紙・平田 克仁)
ワンポイント
先行者の釣果はゼロで、どうやら飛距離が足りなかった様子。同島先端部左寄りは最低80㍍以上投げないと根掛かりするので注意。