3月20日ごろから道央日本海の多くの港内にマイワシが大挙して押し寄せている。古平漁港もその1つで、4月4日午前10時半過ぎ、西防波堤左基部で入れ食いを満喫する釣り人を見つけた。

 同防波堤でマイワシを釣っていたのは江別市の日浦寛人さん(42)と4月から小学4年生の慶人(よしと)さん(9)親子。寛人さんはサポートで慶人さんがサオを握った。親子はマイワシを釣るために朝から小樽港のいくつかのポイントを巡ったが、群れを見つけることができずにいた。

 しかし、同10時ごろに古平漁港に到着すると同防波堤を囲むように万単位ではきかない、おびただしい数の群れを慶人さんが発見。大急ぎでピンクスキン7号6本バリ仕掛けをルアーロッドにセットし、足元の群れに仕掛けを通すと、1投目からヒット。30分という短時間で30~40匹をクーラーに収めた。サイズは18~25cmでいかにも脂乗りが良さそうなのが印象的だった。慶人さんは「こんな群れ見たのは始めて」と貴重な体験に目を輝かせた。
(本紙・金沢 賢治)

▼ワンポイント
 異常な群れの濃さですれで掛かってしまうこともしばしばあったが、案外食い気があるのか、しっかり食ってくる魚も多かった。

入れ食いでマイワシを釣った日浦慶人さん