11月2日、標津町薫別漁港でコマイやクロガシラがサオ先を揺らした。
正午過ぎ、港内突堤先端中央にいた標茶町の渡部義教さん(44)、蒼叶(あと)ちゃん(4)親子がガードレール越しに3本のサオを出していた。釣れていたのはコマイとクロガシラとキュウリ。コマイは30~33cm6匹と15cm級3、4匹で、クロガシラは28、30、35cm各1匹と手のひら級4、5匹。キュウリは27cmが3匹いた。
親子は当初、同港左の海岸でコマイとサケを狙ったが、底荒れで釣りにならず。10時ごろにコマイとクロガシラが狙える港内に入釣した。仕掛けは15号2本バリの胴突きでエサは生イソメ、ホタテのミミ、ソウダガツオを用意。飛距離は10~15mとかなり近場を狙った。
するとコンスタントに当たりがあり、35cmのクロガシラはかなりの引きで蒼叶ちゃんではハンドルを回せないほどだったそう。なお、釣果の大半はイソメに掛かったそうだ。
義教さんは「小型のコマイは10匹以上リリースした。小型がすぐにエサを取るのでエサ替えはこまめにすることが大切」と語った。さらに続けて「今後は40cm級の白子入りが釣れる」と今後の展望を述べた。
(本紙・金沢 賢治)
【標津町薫別漁港】しけで海岸断念も港でコマイ好漁