11月23日の紋別港は雨交じりの雪と強風に加え、うねりもある厳しいコンディションだったが、、旭川市の鋤田(すきた)和文さん(76)が粘りの釣りでチカを3ケタ釣っていた。

午前10時過ぎ、鋤田さんと出会ったのは第2埠頭東岸壁。普段は20組以上の釣り人で盛況なチカの一等地は、悪天候の影響で釣り人は2組だけ。鋤田さんが釣り始めた7時ごろも6組程度しかいなかったという。

鋤田さんは4.5mと5.2mの軟調な磯ザオ2本をロッドホルダーにセット。仕掛けはオレンジウイリー4号10本バリサビキを使用。アミエビをスピードエサ付け器でハリにこすり付け、マキエとしても使用した。仕掛けの上部には魚型集魚ミラーも装着した。

ヒットは30分ほど釣れて30分ほど音沙汰なしというペースが続いた。鋤田さんは釣れない時間にマキエを頻繁にひしゃく3、4杯分まき、集魚に努めた。タナは1㍍前後だった。

取材時点で15~20cmを50匹ほど釣っていた鋤田さん。取材を終えた後も粘り、午後1時半までに108匹まで釣果を伸ばした。同港のチカは例年12月半ばまで釣れる。
(本紙・金沢 賢治)

粘りの釣りでチカを好漁した鋤田さん
鋤田さんが上げたチカの釣果の一部