苫小牧一本防波堤の今季の営業が開始された5日、初日からいきなり大型のマガレイやアブラコが上がった。

正午前、釣りを終えた岩見沢市のロックフィッシャーの中西朋也さん(44)が47cmの大型アブラコをキープしていた。中西さんが釣り座を構えたのは防波堤の先端部。テキサスリグのシンカーは14g、フックは#1で、パンプキンカラーの甲殻類系ワーム3インチをセット。キャスト&リトリーブを繰りして前述の47cmのアブラコ1匹、30cm級のアブラコ2匹、35cmのクロゾイ1匹をキャッチした。「47cmの大型は引きが強く、手応えで大物と確信しました」と言い、相好を崩した。

一方、投げ釣りで話題を集めたのが、入り口のゲートから200m先で44cmのマガレイを釣った江別市の夏井建さん(47)だ。コマセカゴ付きの片テンビン3本バリ仕掛けに塩イソメを1匹掛けして、30〜40m投げるとヒットしたという。他の釣り人は、38cmのクロガシラや49cmアメマスなどを釣っていた。

同防波堤の入場料は大人1500円、中学生1000円、小学生500円。駐車料金1台800円。問い合わせは一般社団法人苫小牧港釣り文化振興協会☎080・1106・0530へ。
(札幌・三木田 久史)

44cmの大型マガレイを釣り周囲の耳目を集めた夏井さん