南護岸でマイワシ釣りを楽しんだ丸岡誠さん(左)と長女の柚稀さん

 積丹町美国漁港にマイワシの群れが入り5日正午、南護岸港内側のサビキ釣りで家族4人が20〜25cmのマイワシを35匹ほど上げていた。

 千歳市の丸岡誠さん(37)は連休を利用して妻と長女の柚稀さん(9)の3人で、妻の実家がある同町に泊まりがけで遊びに来ていた。同日午前8時半ごろ、誠さんが港の様子を見に来たところ、銀色に輝くマイワシの大群が港内を泳いでいるのを発見。そこで妻と義母、柚稀さんを誘い、サビキ釣りをすることに。道具は磯ザオ4.5mと投げザオ4.5mの2本。仕掛けはグリーンスキンサビキ8号5本バリとピンクスキンサビキ10号5本バリを使用した。

 釣り始めたには同9時ごろから。最初は当たりがなかったが、同9時半ごろから群れが寄ったのかぽつぽつとマイワシが上がった。当初は仕掛け上部に取り付けたコマセカゴにアミエビを入れたが、コマセがなくても釣れたので次第にアミエビを詰めるのをやめたという。魚を手にした柚稀さんは「釣りは魚が掛かった時の手応えが楽しい」と喜んでいた。地元のベテラン男性によると、今季は同町幌武意漁港にもマイワシの群れが入り大漁になったことがあるそうなので、近辺の港はどこでもチャンスがありそうだ。
(本紙・渋谷 賢利)