9月24日、網走市二ツ岩にあるバイラギ川河口海岸で、北見市の石川哲也さん(52)と釣友の佐藤敬吾さん(49)がウキルアーで最大75cmを頭に60〜70cm級のサケを3匹ずつ釣る好漁だった。
午前8時過ぎ、左海岸の沖へディープウエーディングして釣ったサケを砂浜で処理する石川さんがいた。取材直前に釣れたものだと言い、「今日3匹目のサケです」と笑みをこぼした。石川さんは当初、同3時半にバイラギ川の流れ出しの直下にウエーディング。ウキルアーのスプーンはブルピン40g、タコベイトはピンクで、塩ソウダガツオを付けて投げると同4時半に雄がヒット。周囲でも4、5匹上がったが、そのうち当たりが止まってしまったという。
そこで同6時半ごろ、左海岸の100mほど沖へディープウエーディング。ただでさえ浅い海はちょうど干潮で、ウキ下を30cmと極端に短くしてサケに対峙。仕掛けが底を擦りそうな浅い海でウキルアーをスローリーリングすると、運良く雌が2匹釣れたそう。そんな話を海岸であれこれ聞いていた矢先、ディープウエーディング中だった釣友の佐藤さんが沖でサケとのバトルをスタート。石川さんはタモを持って釣友の元へ駆け寄り、タモ網で無事雌のサケを取り込んだ。佐藤さんにとってもこのサケは当日の3匹目で、内訳は雄1匹と雌が2匹。釣り方はやはりウキルアーで、仕掛けも石川さんとほぼ同様だった。
(本紙・三木田 久史)
【ワンポイント】
日の出前にバイラギ川の流れ出し前でサオを出し、日が昇ったら沖側に入釣するのが地元のローカルルール。薄明時からいきなり沖へ立ち込むと群れが散って釣れなくなるので注意したい。