強い引きが魅力のサバが函館港の港町埠頭で釣れている。晴れでやや強い風が吹いていた７月20日午後０時15分ごろ、北斗市の常連男性がサビキ釣りで23〜36cmを30〜40匹釣っていた。

　男性は午前10時ごろ、先端岸壁の左角から200mほど右の場所で釣りを開始。3号5mの磯ザオにナイロン4号ラインを巻いた中型のスピニングリールをセット。仕掛けは10号蓄光スキンミックスサビキ6本バリで、黄色、ピンク、緑のスキンが交互に付いており、どんな状況にも対応できるお気に入りの品だという。

　仕掛けの上にアミエビを詰めたロケットカゴを付け、5mほどのタナを狙うと5分ほどでサオ先が大きく刺さり込み、サバがヒット。その後もコンスタントに釣れたが、釣ることだけに夢中にならず、小まめにアミエビを補充したり、アミエビを海にまいたりし、群れを離さないように努めた。そのかいあってか、大きく当たりが途切れることはなく、ダブルやトリプルで釣れることが多かった。

　男性は「コマセを使用すればすぐに釣れる。時間をかければ3ケタは堅い」と教えてくれた。なお、同埠頭は外航船入港時は立ち入り禁止になる。また、午後6時〜午前7時は車両進入禁止なので注意を。
（本紙・坂井　宏彰）

■ワンポイント
　釣れたサバを外すときに仕掛けをサオごと地面に置くと、サバが暴れて仕掛けが絡みやすい。投げ釣り用の三脚にサオを立て掛けて仕掛けを吊すように宙に浮かすと絡みにくい。