取材中にハリ数釣れたワカサギと室蘭市の男性
桟橋では取材中も次々とワカサギが釣れていた

 七飯町大沼公園の一角にある太公園でワカサギがよく釣れている。12月23日午後2時過ぎに訪れると、室蘭市の夫婦がワカサギ釣りを堪能していた。

 シーズン初期のこの時期は氷の厚さが十分ではないため、釣り堀エリアの桟橋から氷の隙間に仕掛けを垂らして釣る同園。ワカサギ釣りは初めてだという2人が桟橋で釣りを始めたのは取材のわずか10分ほど前だった。道具は全てレンタルで、1.5号の3本バリ仕掛けにSサイズの紅サシを半分に切ってハリに付け、1mほどのタナを狙うとすぐに当たりがありワカサギが釣れたという。誘いが不要なほど活性も高く次々と釣れたそうだ。閉鎖された釣り堀に大量にワカサギが放流されているため非常に魚影が濃く、糸を垂らせば途端に当たりがくるのは、同園ではこの時季珍しくない光景だ。

 ハリにエサさえ付いていれば当たりが途絶えることはなく、ダブルヒットは通常で、ハリ数同時に釣れることも何度かあったという。好調だったのは取材中も同様で、わずか20分ほどで7〜9cmを2人で50〜60匹キャッチした2人は、「こんなに釣れるとは思わなかった。十分に楽しめました」と笑顔を見せた。

 なお、釣り堀エリアの利用料金は1人2時間1500円(サオ、仕掛け、バケツのレンタル料およびエサ代込み)。詳細は大沼漁協太公園エリア☎090・2810・7347へ。
(本紙・坂井 宏彰)

■ワンポイント
同園では現地スタッフが釣り方を教えてくれるので初心者でも安心。今のところワカサギ釣りは釣り堀エリアの桟橋釣りのみだが、今後、氷の厚さが十分な厚さに達すれば釣り堀エリアや天然エリアで氷上釣りが楽しめる。