小樽港厩町岸壁で8日午前9時半過ぎ、サビキ釣りで30〜35cmのホッケが多い人で20匹ほど上がっていた。早朝に群れが入り、当たりが連発したようだ。

 札幌市の男性(67)は取材前日の7日午後7時半ごろ、同岸壁の中間部右寄りに家族3人と一緒に入釣した。投げ釣りでカレイ、サビキ釣りでホッケを狙う作戦。投げ釣りは、イソメをエサに仕掛けを50mほど先に投入。サビキ釣りは、2mほどのルアーロッド2本にスピニングリールを装着。サビキはグリーンスキンとピンクスキンの5号。オキアミを付けエサにした。市販の粉末集魚剤を時々投入した。

 釣り始めてしばらくはサビキに当たりなし。投げ釣り仕掛けには30cmほどのスナガレイとクロゾイが掛かった。翌7日午前6時ごろにサビキ釣りのサオにコンコンと当たり。抜き上げると35cmのホッケが付いていた。同7時にも再度当たりがあって同型のホッケが上がった。男性のサオにはホッケは2匹で終わったが、隣に釣り座を構えていたベテランには10匹ほどヒットした。さらに10mほど右側にいた常連には20匹ほどが掛かっていた。岸壁はちょっとしたホッケフィーバーに沸いていた。

 今回数はいまひとつだったが、今後はタイミング次第で好漁が期待できる。
(本紙・渋谷 賢利)

■ワンポイント
厩町岸壁には立ち入り禁止区域があるので注意。釣った魚をその場でさばいて内臓を投棄しないように。混雑しているときは無理な駐車はせず、同様の釣果が期待できる同港北浜岸壁や手宮岸壁に移動を。