4月30日、松前沖でアベレージが40cmを超えるクロゾイやシマゾイ、マゾイが船中50匹以上釣れ、同沖の魚影の濃さに驚かされた。

 早朝、松前港の第28宝漁丸(三浦船長☎070・4112・2837)に乗り計6人で出港。岩盤が広がる水深10〜23mへ向かった。35gのフリーリグにテンフィートアンダー社のストルクロー3.5インチの甲殻類系ワームでボトムを探ると、すぐに40cmほどのマゾイが掛かる。

 その後、多くの魚がシャッドテール系に好反応を示すことが分かり、ワームを同社Fin’s P3.9インチに、リグをジグヘッド28gにチェンジ。するとリフト&フォールで40~45cm級のクロゾイやマゾイが続々と上がった。だがヒットを重ねるにつれ、フォール途中でホッケが掛かり出し戦術の再考を余儀なくされる。

 ホッケの群れをかわすため、ワームを同社HBヘッドボムパワースラッガー(約5.7インチ)のスイムベイトに替え、20号の小田原型オモリ付けて一気に落とす。するとこれが功を奏して再びクロゾイが釣れ出し、ワームの大きなシルエットも効果を発揮したのか当日最大の55cmのクロゾイも釣れた。クロゾイは7〜8割でマゾイは2割ほど。シマゾイは数匹だった。
(室蘭・能代 英愛)

この日の最大魚となった55cmのビッグなクロゾイ
ワームでマゾイをゲットした筆者
こんな大型クロゾイが続々と上がった松前沖のボートロック