5月3日、長万部町の大中漁港でスナガレイ主体にイシモチも交じり計12匹ヒットした。
午後1時前、北防波堤の先端部手前の階段上に強風にあおられながら釣りをする北斗市の佐々木至さん(52)の姿があった。佐々木さんは午前4時ごろ、投げ釣りをスタート。14号黒毛バリ遊動式仕掛け2本バリ仕掛けにエビ粉塩イソメを付け、100m近い遠投や50〜60mの中投げで狙った。特段良かった時間や飛距離はなく決め手を欠いたように感じていた佐々木さんだが、同10時ごろにイソメをエサにブラーの引き釣りをする人がカレイを5、6匹釣るのを見て、自身も底をたたくイメージでサオを動かした後にばかりヒットしていることに気付く。カレイが動くエサに反応するのはよくあることだが、この日はとりわけその傾向が強かったのかもしれない。
25〜33cmのスナガレイを7匹、30cmと44cmのイシモチを各1匹キープ。手のひら級のイシモチは3匹リリースした。取材中に納竿した佐々木さんは「まずまず釣れたね」と満足げだったが、「数はこれから増えるはず」とも話していた。
同防波堤基部周辺は漁業者が作業をしていることが多いため、駐車は邪魔にならないよう徹底してほしい。
(本紙・金沢 賢治)
■ワンポイント
東防波堤基部にいた男性によると、自身は南防波堤外海側でスナガレイとイシモチを計10匹ほど釣り、南防波堤と東防波堤が交わる角から外海側を狙っていた人は両魚種合わせて30匹ほど釣ったそう。同港は複数のポイントでチャンスがあるようだ。