新ひだか町春立海岸で11月22日、投げ釣りでカジカが釣れていた。カジカを釣ったのは午前11時ごろの取材時に駐在所裏の船揚げ場左横の防潮堤にいた札幌市の南雲徳治さん(75)で、33cmを2匹釣っていた。

 南雲さんの入釣は同6時ごろ。多少、海は多少濁りがある程度で波風共に穏やかで釣りやすかった。仕掛けはイカゴロ仕掛けと14号胴突き2本バリの2種類を用意。前者にはサンマやイカゴロを付けて20〜30m沖を狙い、後者はイソメやエビ粉塩サンマを付けて50〜60m沖を狙った。

 開始早々、胴突き仕掛けで小型のハゴトコが釣れると、その少し後にはサオ先が大きく刺さりこむ当たりが到来。胴突き仕掛けに付けていたイソメにがっぷりマツカワが食い付いていたが、これは惜しくも波打ち際でばらしてしまった。

 本命のカジカは同6時半〜7時ごろに立て続けに2匹がイソメのエサでヒット。南雲さんによると、同9時半ごろにはリリースサイズのマツカワも釣れ、この1匹もイソメだった。この日は身エサやイカゴロよりも、なぜかイソメに当たりが良かった。
(本紙・坂井 宏章)

狙い通りカジカを釣り笑顔の南雲さん