4月28日、強風の泊村弁天島で良型のホッケが順調に釣れていた。午前11時半前、同島先端部周辺はホッケ釣り師に加え、サクラマス狙いのルアーマンもいて混雑していた。そんな中、十分なホッケの釣果を得て帰る間際だった石狩市の萩坂天一さん(44)に話を聞くことができた。

萩坂さんは毎年今時季、ここでのホッケ釣りを楽しみにしており、当日はそろそろ釣れる頃と踏んで同5時過ぎに釣友と2人で先端部に釣り座を構えた。釣り方はタナを2mに設定したウキ釣りで、エサはオキアミLサイズを使用した。

アミエビに集魚剤を混ぜたマキエをまくと、幸先良く開始直後からホッケがヒット。型も30〜40cmと上々だったが、ずしりとした重量感からハリスが切れるアクシデントが頻発。そこで太ハリスのカレイバリ11号を使ったウキ仕掛けにチェンジしてトラブルを回避。結局、70匹ほどが釣れる大漁に恵まれた。

釣れた赤ボッケに目をやりながら、「例年より型が大きく、脂乗りも良さそうですね」と目尻を下げる萩坂さん。彼によるとここのホッケは例年5月中旬まで釣れるそうだ。
(札幌・三木田 久史)