稚内港で『春告魚』のニシンが釣れている。2日午前9時過ぎ、天北1号埠頭を訪れると銀りんまぶしいニシンが上がっていた。
開始から1時間半ほどの人が多く、平均釣果は25cm前後を主体に3、4匹だった。20人ほどいた釣り人の中でサオ頭と思われたのが地元のベテラン石垣正利さん(83)だ。
開始は埠頭のゲートが開いた直後の7時過ぎ。埠頭左角から20m右側に釣り座を構えた。釣り方は、ここのニシン釣りでは定番のサビキの引き釣りで、仕掛けは白皮サビキ10号7本バリを使用した。
釣り方は、まず30〜40mキャストした後にオモリを海底まで落とす。着底したのを確認してから、仕掛けが浮き上がらないように横方向へ1m幅でしゃくり、リールを1、2回巻く。この動作を繰り返すと25cm前後主体に12、13匹がヒット。35cmの良型も1匹上がった。
石垣さんは「日によって40〜50匹狙えることもある。朝方によく釣れるが、午後2時〜4時に釣れることも多い」と教えてくれた。また釣期はあと2週間程度と予測していた。なお同埠頭は午後8時〜午前7時まで車両進入禁止なので注意したい。
(札幌・三木田 久史)

