2日午前8時10分ごろ、函館港の海岸町船だまりで市内在住の男性(77)がマイワシをひっきりなしに釣っていた。
男性の入釣は取材の30分ほど前で、過去の経験から「マイワシの群れがたまりやすい」という船だまりの外側から左に延びる突堤の基部付近=イラスト参照=を訪れると、狙い通りにマイワシの群れを発見した。
男性の釣り方はサビキ釣りで、仕掛けは4号前後のグリーンスキン5本バリサビキを使用。これを3mほどの延べザオにセットして群れの中に仕掛けを垂らした。
サオを2、3回上下にしゃくって誘うと、すぐに当たりが来てマイワシをキャッチ。この1匹をきっかけに絶えず釣れた。当たりが来たらすぐにサオを上げるため、1度に釣れる数こそ1匹ずつが多かったが、次々と釣れるのでどんどん数が伸びたという。
魚影が濃く、マイワシミンチが主体のマキエはペースが落ちたと感じた時にごく少量を使う程度で十分だった。
その結果、男性はわずか1時間ほどで15〜20cmのマイワシを70匹以上釣る大漁になった。20cmほどのサバも10匹ほど釣れたが、こちらは全てリリースした。
(本紙・坂井 宏彰)


