小樽港で岸壁の小物釣りが本格化している。9月28日、第2埠頭では、200匹ほどのサヨリの好漁に恵まれた夫婦がいた。
午後3時半ごろ、右側岸壁の先端寄りに札幌市の花田直樹さん(47)、弘美さん(53)夫婦がいた。釣れ具合を尋ねると、「9月15日にここでサヨリを207匹釣ったので、今日もサヨリ狙いで来た。今日も同じくらい釣っている」と言い、大量の釣果を見せてくれた。
夫婦が入釣したのは正午過ぎ。3mと4.5mの磯ザオを各1本用意。仕掛けは秋田キツネ2.5号7本バリで、ハリスの短いスピードタイプを使用。ハリには、スピードエサ付け器にのせたアミエビをたっぷりとこすり付けた。
釣り始めるとすぐにサヨリが集まって来た。サヨリは表層付近を回遊しており、食わせ方には少しコツがあるという。まずオモリと最下部のハリを海面に付け、ハリに付いた少量のアミエビが散らす。するとサヨリが集まって来るので、ゆっくり仕掛け下ろすとヒットするのだそう。誘いは不要だという。
ピークは開始から1時間程度で訪れ、その後は釣り過ぎないようペースを落とした。最終的な釣果は、13~14cmが1割、少し大きめの17~18cmが9割で、夫婦で合計200匹ほどをキープした。
(石狩・佐々木 徹)

