上ノ国漁港上ノ国地区で1月28日、ホッケが2ケタ釣れていた。

 荒れ気味だった前日から一転して穏やかな海だった午前9時前、北防波堤先端部の突堤基部にいた地元の女性がジグサビキ釣りでホッケを釣っていた。ここで週に1、2度釣りをするというこの女性。当日は同7時ごろに釣り始めた。

 仕掛けは8号6本バリのピンクスキンサビキ。ジグは28gブルピンを選んだ。外海側へ30〜40m投げ、底まで仕掛けを沈めたらゆっくりとサオを横にしゃくりつつリールを巻いた。

 すると開始当初からぽつぽつとホッケがヒット。サイズは30cm弱の小ぶりもいたが、35cmほどの丸々とした個体もちらほら。よく釣れたのは同8時半ごろまでで、以降は当たりが遠くなったそうだ。

 取材時までに女性が釣ったホッケは15匹で、サイズは30cm弱と35cmほどが半々だった。「前日はさっぱり釣れなかったので今日は釣れてよかった」と笑顔を見せた。

 女性によれば、この日はホッケ以外にもジグサビキで型のいいニシンを複数匹釣っている人がいたという。ニシンは釣果のむらが激しく安定して釣るのは難しいが、タイミング次第ではホッケだけでなくニシンも釣れそうだった。

●ワンポイント
 北防波堤の突堤周辺はある程度投げると海底が砂地で根掛かりが少ないが、手前は底を取り過ぎると根掛かりしやすい。また先端の高台に入釣者がいる場合、投げる方向によってはオマツリしやすいので注意すること。