山上さんはホッケを80匹以上釣る大漁だった
べたなぎで条件が悪かったが、本格化したホッケには無関係だった

 今季、せたな町北島歌海岸の通称生コン下のホッケはまとまった数が釣れず、不完全燃焼が続いていたが15日午前9時半すぎ、ようやく群れが岸寄りし好釣果が上がった。

 ホッケはやや波のある方が釣れると言われるが、当時はべたなぎの悪条件。それでもシーズンが本格化したホッケにはどこ吹く風で、ウキ釣り師8人が次々とホッケを上げていた。一目で大漁と分かった小樽市の山上健二さん(72)は、33〜34㌢を主体に35〜40cm超えの良型を3割ほど交ぜて80匹以上をキープしていた。

 前日14日正午に友人と2人で入釣した山上さん。初日は友人のサポートに徹したため釣果はなし。一方の友人は午後5時までに50匹を釣り上げたという。15日は2人そろって午前6時から釣りを開始。山上さんはウキ下を2・3㍍ほど取ったウキ釣りで、エサはオキアミを使用。集魚剤にアミエビを混ぜたマキエをコンスタントにまいた。すると同8時すぎから入れ食いとなり、友人は再び50匹をキャッチ。山上さんは前述の通り80匹以上をキープした。

 山上さんら常連勢の話では、これほど型のいいホッケがそろうのは数年ぶりだそう。取材当日はマグロやソウダガツオのエサ使う人もいたが、オキアミの方が断然食いが良かった。
(本紙・三木田 久史)