帯広市の男性が垂らし釣り今季一番の釣果を上げたシシャモ

 ぽつりぽつりと雨が降り始めていた3日午後1時50分ごろ、大樹町の旭浜(大樹)漁港で12〜15cmのシシャモを30匹ほど釣る帯広市の男性(72)に会った。

 男性が旧北防波堤基部左の岸壁で釣りを始めたのは午前5時半ごろ。小型スピニングリールを付けた1.7mウルトラライトアクションのルアーロッドを3本準備し、それぞれに7号程度のハゲ皮7本バリサビキをセット。エサは小さく切ったイソメ。底まで仕掛けを垂らした後はタックルをロッドホルダーに預けて当たりを待った。

 すぐにサオ先が揺れる当たりがあり、狙いのシシャモをゲット。その後、同8時半ごろまではコンスタントに釣れるなどまずまずだった。船の接岸があったため同8時半ごろに旧北防波堤基部右の岸壁へ移動するとさっぱり釣れなくなったが、同10時ごろに元いた場所で釣りが可能になり戻ると当たりが復活した。

 同11時以降は当たりが遠のいたが、男性は「今季は今日が一番釣れた。いつもより海水が濁っていたのでそれが良かったのかもしれない」と語っていた。
(本紙・坂井 宏彰)

■ワンポイント
 男性のすぐ右でサオを出していた釣り仲間は、早朝のピークタイム後となる午前8時半ごろに入釣したせいか、同型を5匹ほど釣るにとどまった。数を釣りたいなら朝方が狙い目のようだ